新型コロナウィルスの拡散に見舞われた世界は、我々の想像を遥かに超えて変化が速く、未曽有の困難の中で正解を探ることが求められています。この激動的なVUCAの時代、ポスト・コロナの社会を担う若い世代の強い危機感に耳を傾け、彼らから沸き起こるイノベーションを支援し加速させる環境整備が必要です。
多くの災害に見舞われ、破壊と創造を繰り返した日本には、先人たちが築いた知恵と工夫、そして哲学が受け継がれており、ポスト・コロナの社会再構築に大いに寄与する底力があります。失われた30年間に、シリコンバレーを中心に台頭した新興企業に対し、日系企業には為す術の無い状態が続いていましたが、オリジンベースド・アートシンキングを活用することで、既成概念に囚われないアート創造の思考を活用し、新たな時代を切り開くイノベーションが、世界に先立ち生み出されることを願っています。