Case Study 事例紹介

ワークショップ 地方創生 行政

和歌山県 白浜町役場

役場の人の中から、白浜町の魅力最大化のアイデアが溢れだす!事業部の垣根を越えたチームビルディングでアイデアを加速させる

和歌山県白浜町役場様で、地域創生のアイデア創出ワークショップを実施しました。行政の仕組み上、役場では事業部を超えた対話の機会が少ないためにアイデアが事業部で固定化しやすく、また目の前の仕事に追われやすいといった課題がありました。目の前のことだけをやるのではなく、町の未来を考えるべく立ち上がったのがこのプロジェクトです。 今回は事業部横断でワークショップに参加していただき、自分たちのオリジンと町の文脈を理解し、それを活かしてどのような町を目指したいのかを主体的に話し合いました。町の魅力は町に住んで町のために働いている役場の人たちが一番分かっているはずです。客観的に白浜町を見つめ、改めて白浜町の魅力は何か、唯一無二の白浜のまちづくりをするために必要なことは何かを見つけ出しました。

Issue 魅力を改めて理解することで白浜町に対する愛着を高める時間を持ち、役場の職員一人一人が自由な発想で、より良い町を作っていくワクワク感を醸成したい

白良浜の絶景ビーチや温泉、温暖な気候で知られ、関西有数の観光地である白浜町。白浜町役場様では、観光だけでなく企業誘致など様々な軸で町を盛り上げる企画・運営に取り組んでいらっしゃいます。

白浜町役場様では、行政の仕組み上、役場では事業部を超えた対話の機会が少ないためアイデアが共有されにくく、また目の前の仕事に追われて時間がないといった課題がありました。

そこで今回は、いろいろな事業部・年代の方に参加していただき、3時間のうちの前半は価値観や考えを自己開示し、他者理解も深めていくワークでチームビルディングを行い、後半は対話型ディスカッションを行う設計にしました。

町と人の魅力を改めて理解することで、白浜町に対する愛着を高め、役場の職員全員が白浜町のまちづくりにワクワクできる状態を目指しました。

Approach オリジナル肩書きをチームで考えることで心理的安全性を確保し、アート思考で未来起点で考えるアプローチを講義したのち、ディスカッションにて実践

Bulldozerのファシリテーションでは、思いもよらない角度からの質問が飛んでくるので、参加者の頭が柔らかくなり、自由な発想を引き出すことができます。

オリジナル肩書きのワークでは、個人の価値観、根本にある哲学からオリジナル肩書きを作成します。他者と共有することにより、自分の才能の活かし方、活かせる場面を自他共に理解することができます。関わりがない人と一緒でも、肩書きワークでお互いの価値観に対する理解を深めることで心理的安全性が高まり、その後のワークでも活発なディスカッションをすることができます。

対話型ディスカッションでは、「オリジナル肩書きを活かせるまちづくりアイデアとは?」をテーマに話し合いました。肩書きを生かして、観光、スポーツ、歴史、子どもたちへの活動機会の提供をしたい、他市町村と連携していきたい、住んでいる人が本気で自慢できる町にしたいなど、個人のオリジンから引き出された「白浜町をこうしたい」という自分ごと化されたアイデアが多数生まれました。

ワークショップ風景

改めて白浜の魅力を見直し、資源の活用の可能性を模索しました。

異なる事業部を交えて話しすことで、視点が変わり、普段は出てこなかった白浜町を良くするアイデアが多数出ました。

Goal & Vision 事業部や役場という組織の垣根を越えて自由なアイデアを共鳴させることで、白浜町の未来が拓ける感覚と、自分たちの手で町をより良くしていくという共通認識を生みだす

前半のオリジナル肩書きのワークでは、積極的に自己開示して才能をポジティブに相手に伝えるので、自他ともに才能や、その人の得意分野の活用方法・場面を意識的に探すことに繋がりました。

後半の対話型ディスカッションでは、白浜町役場の方自身からオリジンに基づいたアイデアが溢れ出て、役場の「人」の魅力と、白浜町の「町」の魅力、両方を再発見できる機会になりました。

ワークショップを通して、参加者全員でチームビルディングが進んだ上、アイデアで未来が拓ける感覚、自分たちの手で白浜町をより良くしていくという共通認識が生まれました。実施後のアンケートでは、白浜の人と町に可能性を感じた、みんなの白浜愛に気付いた、活かす分野は多様にある事が分かったという回答がありました。

また、以下のグラフで表したように、自己理解と他者理解が高まり、また業務に関して、納得感や誇り、社会的意義や価値が高まったという結果になりました。

参加者の声

  • 自分のポリシーを大事にしつつ、いろんなものに興味を持ち、文化等を風化させないまちづくりをしたいと思いました。いろんな方の意見があり、心動かされるものがいくつもありました。
  • 広い視野で町の発展を考えていくことができました。名前だけ知っている方が多かったので、人柄について知れてよかったです。 参加者の白浜愛を発見できました。
  • 住民の方にとって欠かせない仕事だということに誇りを感じられました。楽しく喋るといろんな発想が出てきて沢山の発見があった時間でした。みんな違った思いがあっていいし、それぞれを活かす分野は多様にある事が分かりました。
  • 様々な人生を生きた皆さんの意見は大変参考になりました。普段無口な人でも話してみれば奥にはアツい思いを持っていることが分かり嬉しかったです。いい人材が育ってきている実感を得ました。

クライアント様情報

和歌山県 白浜町役場
カテゴリ ワークショップ
URL https://www.town.shirahama.wakayama.jp/
実施日 2024.02.

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