Case Study 事例紹介

ワークショップ イノベーション 製造業

ダイキン工業株式会社

空調業界のトップランナーがアート思考で挑む!”乾燥地”ソリューション検討

ダイキン工業様と鳥取大学様との協創プログラムにて、砂漠化の進むアジア、アフリカ地域の乾燥地へのソリューションを検討するためのワークショップを実施しました。このような新規事業開発では、定型業務から新しいアイデアを考え生み出す必要があっても、その変化を自力で起こすことは至難の業。プログラム開発を通して、自らイノベーションを生み出す人材となる鍵は何なのか?を共に思考していきました。

Issue 未知なるイノベーションを生むための人材とは?

空調業界のリーダーであるダイキン工業株式会社様。トップを走る秘訣は「人を基軸にした経営」にあります。従業員一人ひとりの資質や強みを的確に捉え、チャレンジできる環境を整えているからこそ、今回の新規事業創出プロジェクトの試みが持ち上がりました。新しいイノベーションを起こすために、若手の社員さまを対象としてチャレンジできる人材開発が必要となりました。

Approach 鍵は“自分ごと化”!最終的な理想を構想し、それに向けた実行策を検討

他人の課題やペルソナの設定から始まるプロジェクトは、最後までやり切る忍耐力が持続しません。世の中にまだないアイデアを形にする道のりは簡単ではないため、それが実現した未来を自分が作りたいと強く思うことが重要です。すなわち自ら発問・思考し、行動し、影響を与えていくための人材を生み出すための鍵はいかに「自分ごと化」されたアイデアを出していくか、という点が大きなポイントになりました。 最終的に参加した社員さまそれぞれの目指したい理想を言語化して仲間と共有し、それに向けて自身が具体的に実行できる方策を打ち立てていくことで、自らの意思でプロジェクトを推進する力を体得しました。

 

若手社員を中心にワークショップを実施

 

具体的な行動につながる提案を自発的に発案

Goal & Vision 自分ごと化で若手社員から既存の事業の枠に捉われない活発・自発的な提案や行動が生まれる

アート思考の概念のインプットからスタートした本プロジェクトは、最終的にダイキン工業様と鳥取大学様双方のポテンシャルと想いを汲んだ画期的な課題解決に繋がりました。会社やプロジェクトを参加者それぞれが自分ごと化することにより、若手でありながらも既存の事業の枠に捉われない活発な提案を生み出すことができました。さらに、提案の実現に向けて自発的な行動を自ら起こすことができる人材へと成長していきました。このように、自ら動き出すにはいられない企業風土・文化づくりは弊社の強みです。

参加者の声

  • 「自分のアイデアは大したことないんじゃないか」と考えすぎていたことに気づきました。こんなアイデアでいいのかな?と思うものも言語化することが機動力となりました。
    参加者 女性
  • メンバーのバックグランドが解り、昔から一緒のグループで仕事をしている感覚になりました。自分の理想やオリジンを念頭に置くことで、相手にも自分のやりたいプロジェクトがより伝わることに気づきました。
    参加者 男性
  • アート思考は潜在的に持っているものを総合するということと、自分ゴト化として捉える雰囲気作りにに役立っていると思いました。良い課題抽出と今後の活動に繋がることに期待しています。
    鳥取大学 女性 
  • 若手を中心とした実行力を高めるために、自分の提案力や発想力を高めることを目指してワークショップを導入しました。これまで見つけ出せなかった積極性や個性を見つける機会になってよかったです。自分ゴトとして捉えた結果、価値として体現させていく執念すら感じる瞬間がありました。
    事務局 男性

クライアント様情報

ダイキン工業株式会社
カテゴリ ワークショップ
URL https://www.daikin.co.jp/
実施日 2022.04.

他企業様のワークショップの事例をみる

Contact 資料のダウンロード・
お問い合わせはこちらへ

「アート思考、良さそうだけどピンときてない・・・」「うちの組織にどう適用したらいいかわからない」
そう思うのは自然なことです。どんなことでもお気軽にご相談ください。