
表面的な会話が“本音”に届かない理由
「会議を重ねても本音が出てこない気がする」「打ち合わせをしても新しいアイデアが生まれない」
そんな違和感を抱いたことはありませんか。メールやチャットで情報は飛び交っていても、相互理解や信頼関係が育たなければ、コラボレーションは形だけのものになってしまいます。
Bulldozerは、これまで多くの企業とともに「アート思考」を取り入れたワークショップを実践してきました。そのなかで見えてきたのは、表面的な意思疎通の問題ではなく、「なぜ自分がこの仕事をしているのか」という動機や価値観が共有されていないことこそ、コミュニケーション停滞の大きな原因だということです。
では、どうすれば部署を越えて意義ある対話を生み出し、協働を加速できるのでしょうか。
カギとなるのは、「過去(価値観)」から「未来(ビジョン)」、そして「現在(アクション)」へとつなげる思考プロセスです。これはBulldozerが実践する「Origin-Based Art Thinking(原点に立ち戻るアート思考)」の特徴でもあります。自分やチームの原点を言語化することで、一人ひとりが仕事を“自分ごと”として捉え直し、自然と行動に結びつけられるのです。
今日から試せる、対話を深める5つのハック
◾️目的から始める:会議の冒頭に「今日この場にいる理由」を一言ずつ共有する。
◾️成果ではなくワクワクを語る:結果の報告だけでなく、「なぜそのアイデアに心が動いたのか」を話す時間を設ける。
◾️役職を超えて役割を再定義する:役職ではなく、その人の強みや特性を表す「オリジナル役割名」をつけてみる。
◾️進行役を持ち回りにする:会議や議論のファシリテーションを順番に担当し、階層や役職にとらわれず多様な声を引き出す。
◾️ビジュアルで会話を見える化する:ホワイトボードやオンラインボードを使ってアイデアを可視化することで、異なる視点をつなぎやすくする。
これらは単なるアイスブレイクではなく、互いの価値観を引き出し合い、対話を深める仕掛けです。Bulldozerのワークショップでも、こうした工夫によって部門間の距離が縮まり、協働のスピードが一気に高まった事例が数多くあります。
「価値観の共有」から生まれる持続的な協働へ
さらに大切なのは、その場で生まれたアイデアや会話を一過性にしないことです。アート思考は「理想の未来」から逆算して行動を設計するため、中長期的な業務目標とも自然に接続できます。社員の動機と組織のビジョンが重なり合うとき、単なる情報共有は「未来を共に描く対話」へと進化し、協働は持続的な力に変わります。
もし今、チームの会話がうまく噛み合っていないと感じているなら、それは方法論の問題ではなく、価値観の共有が不足しているサインかもしれません。Bulldozerの実践する「アート思考」は、そのギャップを埋め、未来へ向けた協働を生み出す強力なきっかけになります。まずは小さな一歩として、「なぜ自分はそれを大切に思うのか」という問いを会話に持ち込んでみませんか。
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「アート思考、良さそうだけどピンときてない・・・」「うちの組織にどう適用したらいいかわからない」
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