
ミーティングは円滑、期日も守られている。
表面上は問題なく進んでいるはずなのに、なぜかチームの空気が重い。―株式会社Bulldozerには、最近そんな声がよく届きます。
順調でも“停滞”を感じるチームの特徴とは
・ミーティングがスムーズに進む
・成果は出ている
・コミュニケーションに不満はない
それなのに、「ちょっと疲れた…」「心に残る感触がない」という後味。
それ、実は“予定調和の罠”かもしれません。
安定と停滞は紙一重。その差を見逃さないために
整って見えるチームほど、実は変化を起こしにくい構造になっています。
・意見は通るけど広がらない
・議論しても他人事の空気が漂う
・反対はないけど、誰もワクワクしていない
こうした「緊張感のない構造」が、“何のためにやっているのか”という問いを抜け落とします。
「ちゃんとしている」チームだからこそ、エンゲージメントが下がるリスク
・予定を崩す提案は遠慮されがち
・小さな違和感も言えずに流されてしまう
・「これは違うかも」と思っても、口にできない空気感
真面目なチームほどこの傾向にハマりやすく、結果的に優秀な人ほど“こなす人”へと変化していきます。「自分がここに必要かどうか」が見えなくなると、心から動けなくなるのです。
チームの主体性を取り戻す鍵は「関与の余白」
Bulldozerにもこんな相談があります:
「人間関係は良好、仕事も進んでいる。なのに、チームがどこか静かに元気がない」
「主体的な提案が減った気がするけど、原因が分からない」
原因を探ると、多くは「自分が関われている実感がない」チーム設計になっていることがわかります。
・人は「任されている」「自分に未来がある」と感じたときに初めて動き出す
・逆に「決定事項をこなすだけ」だと認識すると、思考と行動が鈍る
“関わる余白”が、チームのエンゲージメントを左右するのです。
チームのエネルギー低下サイン:3つのチェックポイント
次のような状態が続いていませんか?
・ミーティングが進捗報告だけになっている
・成果はあるが、振り返りや学びが見えない
・意見を持っていた人ほど、最近あまり話さなくなった
これは、「ダメなチーム」ではなく、“熱のゆらぎ”が生じている状態。
気づいたときが、ケアの第一歩です。
チームに“余白”を取り戻す、3つの実践ステップ
1:答えのない問いをチームに投げてみる
・例:「このプロジェクト、私たちは何を手にしたいのか?」
2:違和感や気づきを安心して話せる時間を設ける
・感情や雑談を大切にする雑談タイム。
3:ルールや進め方の一部をメンバーに任せる
・小さな裁量の積み重ねが、「自分ごと化」へとつながります。
これらは、単なる施策ではありません。
「あなたが関わることは価値がある」と伝える強力なメッセージになります。
Bulldozerが支援する「エンゲージメント向上 × 組織開発」施策
Bulldozerでは、以下のような領域で企業の組織開発・組織風土改革を伴走支援しています:
◾️アート思考を組み込んだ対話型ワークショップ
◾️パーパス経営・組織文化育成支援
◾️空間デザインによるチーム関係性の構造化
◾️人的資本経営・AI活用による組織知の再構築
構造や制度に頼るだけでなく、“関わり方そのもの”にデザインを加える支援だからこそ、静かに停滞していたチームにも新しい推進力が宿ります。
問い直すことが、チームに熱を取り戻す第一歩
「全部整っているはずなのに、どこか物足りない」
それは、トラブルではなく、「もう一度、関わる意味を問い直すタイミング」かもしれません。人の関わりに“熱と余白”を取り戻すことが、チームを前に進ませる原動力となります。
ぜひ、あなたのチームのエンゲージメント再生にご一緒できれば嬉しいです。ぜひBulldozerにお気軽にご相談ください。
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「アート思考、良さそうだけどピンときてない・・・」「うちの組織にどう適用したらいいかわからない」
そう思うのは自然なことです。どんなことでもお気軽にご相談ください。