事例紹介
ダイキン工業株式会社様
空調業界のリーダーであるダイキン工業株式会社。
トップを走る秘訣は、”人を基軸にした経営”。
事業開発が自分ゴト化した結果
事務局の想定を超えて、自ら思考・行動するメンバーが続出!
アート思考による人材開発の効果を実感。
プロジェクトの概要を、本ページにてご紹介。

アート思考の導入背景
鳥取大学との共創プログラムにて、乾燥地へのソリューションを検討しました。
新規事業開発では、その事業を生み出し、育てる人材開発も要になってきます。
定型業務から新しいアイデアを考え、生み出せと言われても、その変化を自力で起こすのは難しいです。
自ら発問・思考し、行動し、影響を与えていくための人材とは、どう生み出されるのか…?
そのヒントは、”自分ゴト化”にありました。


本プロジェクト全体は、オンラインワークショップとオフラインワークショップを掛け合わせにて、実施しました。
ワークショップの流れは、
①ファシリファシリテーターからのインプット
②グループでのディスカッション
③全体への共有
となります。
この流れの中で、自分のアイデアである点が線となり、面へと解像度を上げていきます。
本プロジェクトを担当されている河原 克己執行役員からも、ワークショップ中にメッセージをいただきました。
ご要望に合わせたワークショップを設計

本プロジェクトの第一フェーズのゴールでは、ファーストコンセプトの創出でした。
構想策定・要件定義から開始し、いつまでにどんな状態を目指すかを検討します。
他人の課題やペルソナの設定から始まるプロジェクトは、最後までやり切る忍耐力がもちません。世の中にまだないアイデアを形にする道のりは、簡単ではないため、それが実現した未来を自分が作りたいと強く思うことが重要です。そのために、自分ゴト化されたアイデアをだしていくという点が、大きなポイントになりました。
その後、Bulldzozerの才能豊かなメンバーと共に、オーダーメイドでフルワークショップを設計、開発しました。ファシリテート(進行)は、代表の尾和が中心となり行いました。
ワークショップを行ってみて / 担当者の感想

参加メンバーのひとりひとりが、自分の価値、そして作りたい未来を真剣に考えることが出来ました。また、お互いが真摯に向き合ったことで、進むにつれて、どんどん主体性が引き出されたことが一番印象的でした。ワークショップでは、普段考えないような観点や角度で進んでいくため、日常の延長線上にはない、隠れたポテンシャルを引き出すことができました。
自分ゴト化がすすんだことで、事務局が用意したプログラムの範囲を超えて、自ら鳥取大学の先生方にアポイントを取り、休日を使って大阪から鳥取まで向かい、対面でディスカッションを行うことで、チームのアイデアを醸成していくチームも見られました。
こうした変化は、普段の定常業務においても見られるようになりました。
“人を基軸におく経営”をするダイキンとして、意欲を行動に移せる人が一番成長できる企業へ、
という方針で進めており、アート思考による人材開発との相性の良さを実感しています。
参画された大学教授陣も賛美していました。
まとめ
業界のリーダーであるダイキン工業株式会社様とプロジェクトを進めさせていただき
業界トップには、トップの理由があるのだなと深く感じました。
ワークショップでは、毎回みなさんの変化とそのスピードに驚かされました。
アート思考では”我々ビジネスパーソンは、自社の事業を通じて創りたい未来を提案していく人”
であると定義しています。
グローバル市場における業界のリーダーであるダイキン工業さまと共に
新しい問いを出し、 “空気で答えを出す” ことを、続けていきたいと考えております。
