一般的に研究部門では、企画開発や営業など研究領域以外のビジネスフローに関わる機会が少ないことで発想の広がりが得づらいという課題があります。そこで、優秀な研究職の皆様がご自身の才能を最大化させて「作り手」としてのやりがいを実感しながら、楽しく、新たな事業領域を生み出せる土壌作りが必要でした。こうした状況で自由闊達なアイデア創出と組織の活性化を同時に実現できるアプローチとして、アート思考によるワークショップをご提供させていただく運びになりました。
一般的に研究部門では、企画開発や営業など研究領域以外のビジネスフローに関わる機会が少ないことで発想の広がりが得づらいという課題があります。そこで、優秀な研究職の皆様がご自身の才能を最大化させて「作り手」としてのやりがいを実感しながら、楽しく、新たな事業領域を生み出せる土壌作りが必要でした。こうした状況で自由闊達なアイデア創出と組織の活性化を同時に実現できるアプローチとして、アート思考によるワークショップをご提供させていただく運びになりました。
ワークショップ当日は、午前中にアートワーク(「創りたい2035年の世界」をクレヨンで描く)や「時空間の振り子」、Fishbowl形式の対話などを活用し、皆様の中にある「創りたい未来」の解像度をあげ、アイデアを拡散。午後には新規事業テーマの検討に時間を割き、発表とフィードバックを実施。終了後の2週間はブラッシュアップ期間とし、他部門からの意見や上長との1on1を取り入れてアイデアをさらに洗練、実用性や事業性を高めました。最終報告会では複数の具体的な新規提案が出され、研究者同士が意見を交換し合いました。アウトプットとフィードバックの積み重ねが、組織内にイノベーションの文化が醸成されるきっかけとなりました。
Bulldozerでは、他では取り組んでいない“重要性は高いが緊急性の低い領域”に焦点を当てて取り組みます。今回のワークショップでは、「健康」という概念の変遷や、医薬品業界のバリューチェーンについて議論を深めました。こうしたテーマを通じて、日常業務では向き合う機会の少ない領域にも視野を広げました。参加者からは、「とにかくやってみる」「まずはアウトプットしてみることの重要性を実感した」といった声が挙がり、ディスカッションを通じて心理的なハードルが下がると同時に、他者の視点から新たな気づきを得る効果も確認できました。ワークショップ後の1ヶ月間では、各自が自走しながらアイデアを磨き上げ、他の参加者から「実現可能性が高く、ぜひ推進してほしい」と思わせる独自性のあるアイデアも出てきました。これから会社で活躍する若手社員の方々が自律的に仕事に取り組み、会社での未来像を描く第一歩になりました。
第一三共ヘルスケア株式会社 | |
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カテゴリ | ワークショップ |
URL | https://www.daiichisankyo-hc.co.jp |
実施日 | 2025.01 |
「アート思考、良さそうだけどピンときてない・・・」「うちの組織にどう適用したらいいかわからない」
そう思うのは自然なことです。どんなことでもお気軽にご相談ください。