Bulldozerのアート思考ワークショップの中で、ユニークなものの一つが、“その人”が明確に伝わるオリジナリティ溢れた肩書きを作ることです。Bulldozerで働く社員は実際にオリジナル肩書きを作って、それを名刺に載せています。
役職のところが「オリジナル肩書き」です!

今回の記事では、Bulldozerで働く2人の社員の対談をお届けします。Bulldozerで、クライアントコミュニケーションと事業内容提案を担当しているFさんと、営業、提案、記事の執筆を担当しているRさんに自分で作った「オリジナル肩書き」について語ってもらいました。
Bulldozer社員が語る「オリジナル肩書き」を作ってみて起こった変化とは?
〜対談〜
それぞれのオリジナル肩書きとその効果について
F: オリジナル肩書きについてシェアをしていきましょうか。Rさんのオリジナル肩書きはなんでしたか?
R: 私は、セレンオブザーバー(穏やかな観察者)です。Fさんは、オリジナル肩書きがついてから、どんな変化がありましたか?
F: セレンオブザーバーなんですね。私は、動運家(運を動かす人)です。この肩書きが付いて、私は 「動運家と肩書きが付く人はどんな人なんだろう」っていう想像をしました。その人はどんな動きをするのかなという想像をして、自分の中で考えてみました。Rさんはどうでしたか?
R: 私は肩書がついて起こった変化としては、 今まで自己紹介とか、自己開示とか、そういうことが苦手な部分があったんですけど、名刺を渡したら、みんなオリジナル肩書きの「穏やかな観察者」に反応してくれるし、 その説明ができる、自己開示ができるという、1つのいい変化があったかなと思います。
F: 確かに、私もそうだ。それだけで、自分のキャラクターを把握してもらえる。そのインパクトっていうのがすごく大きいです。自分の仕事のこともですし、内面のパーソナルなことも、 その言葉だけで伝わるっていうのは、ビジネスにもかなり役立つというのは確かにあります。
オリジナル肩書きで変わったこと/意識していること
F: 肩書きを実際につけてもらってやってみたことなんだけど、私は、動運家で「運を動かす人」っていう意味なので、 能動的に動くっていうのを意識しました。具体的には、チームに役立ちそうな情報の共有だったり、相手の強みとか、良さの言語化をしました。あとは、ちょっと面白いところでは、エミカ社長が、その当時体調が優れなくて、ご飯食べるのも忙しそうにしてたので、お弁当を作りました(笑)。そういう風に、自分から能動的に動くみたいなこと。あとは、フィードバックを即実行して、それをフィードバックくれた人に報告するっていう、 その能動的な動きを実際にやってみました。その結果どうなったかっていうと、純粋に喜ばれたっていうのもあるし、あとは仕事の提出物とか提案物のクオリティがすごく上がったっていうのが、とてもいい変化としてありました。自分の仕事のパフォーマンスが上がった。これも大きかったですね。じゃあ、Rさんはどうでした?
R: 私が実際にやってみたことは、穏やかな観察者ということで、ミーティングの際とか、 あまり発言するタイプでもなかったんですけど、ミーティングの要所要所で、しっかり全体の意見を総括して、あ、じゃあこういうのいいんじゃないかなみたいな提案を出せるようになった、コメントできるようになったっていうのは、 変化したこと、やってみたこととして1つあります。
オリジナル肩書きの良さについて
F: じゃあ最後に、改めて、肩書きを付ける良さってなんだと思いますか?私が思ったのは、自分の個性、強みとか、特徴が一言で表されてるので、 それのリマインド効果がすごくありがたい。自己紹介する時とか、名刺渡す時とか、肩書きを説明する中で、「あ、そうだ、自分ってこういう人だった」って、毎回リマインドされて自分に戻ってくるのが、すごくいいなって思ってます。あとは、行動軸ができるのが、結構いいなと思ってて、自分はこういう人ですっていうことを、自分の口で言って、自分の脳に再インプットしていくみたいな感じなので、1つ行動指針ができるみたいな。だから、その結果、パフォーマンスが上がるんだろうなって実感しています。
あとは、相手から付けてもらうっていうのも、すごい嬉しいなって思っていて、自分自身出てこない発想とか、相手からこういう風に思ってもらってるんだなっていうところが知れるっていうのも、心の満足度がとても高いなって思ってます。
R: 私もオリジナル肩書きの良さの1つとして、リマインドの効果があるなと思いました。いつも覚えておきたいこととか、メモとかに入れたりするんですけど忘れちゃうので、都度都度、自分の才能を確認できるっていうのは、すごくいいなと思います。やっぱり、それを相手にも、言語化して伝えることができるので、その相手が私の強みを把握してくれて、 仕事を振ってくれたりとか、私の肩書きプラス新しい強みみたいなのを伝えてくれる機会が増えました。あと、肩書き1個決めた後も、またどんどん、アップグレードされていくというか、変化があるなっていう気づきもあって、それも面白いなと思いました。
F: 肩書きをつけたらそれで終わりではなくて、Rさんが言ったように、アップグレードしていくっていうのもすごく面白いなと思って。例えば、半年スパンなのか1年スパンで、ワークショップの中で肩書きを考えると、結局自分たちはずっと進化しているから、半年とか、1年でやってきたことが反映されるので、定期的にやったり、チームでやったりするのも、すごい面白いことなんじゃないかなと思います。
〜対談終了〜
オリジナル肩書きを作るプロセス
Bulldozerのふたりの社員の対談はいかがでしたでしょうか?
実際に、オリジナル肩書きは以下のように決めていきます。
- 現在の自分を起点に、子供の頃から今までを振り返り、人生のターニングポイントや、忘れられない出来事を洗い出す。
- なぜ自分がその選択や行動をしたのかを分析する。
- それを元に、自分の素質や性格、行動パターンを分析。
- 自分だけのオリジナル肩書きを考える。
- 結果をグループで共有し、他者の視点を得る。
まとめ 主にどんなことが起こるのか、どんなことが考えられるようになる?
この肩書き決めは、以下のBuldozerのパーパス進化モデル(下図)の青色の部分にあたります。二人の対談にもありましたが、強みや個性を深掘りして、自分のオリジンを見つめ直すことで、自分にも組織内にも良い影響が起こります。そして、もう一歩先の段階に進むこともできます。
第一に、仕事に生かせる自分の能力や個性を見つけられれば、それらを仕事にどのように生かせるのか、会社と自分の共通項は何かを考えられるようになり、会社の自分ゴト化に繋がります。(矢印①)
第二に、メンバー間のカルチャーギャップを理解できます。世代、前職での経験、得意なことが異なる人が集まる職場では、働き方やスピード感などといった、仕事においての “常識”や“普通”がそれぞれ異なります。その違いから生じるメンバー間の溝を解消するには、自らの個性や強みを自覚し、メンバーと共有することが非常に重要です。(矢印②)
第三に、もう一歩先の段階である「世界全体像の理解の進化」のステップに進めるようになります。自分のパーパスを見つけたあとは、一度世界に目を向けてみましょう。世界で何が起きているのか、
一度自分の役割を俯瞰してみてどのような構造になっているのか考えることが、その次に繋げるための重要なステップです。(矢印③)
他にも、対談にあったように、オリジナル肩書きを作ることにより、行動指針ができ、やることが明確化されて、高いパフォーマンスに繋がるというメリットもあります!
オリジナル肩書きの役割や効果などをお話をしてきましたが、みなさんも「オリジナル肩書き」を考えたくなったのではないでしょうか?もしくは、自分の強みや個性が何かわからないと思ったり、他の人はどんな肩書をつけているのか興味を持たれたりしているかもしれません。Bulldozerでは、楽しく学びの多いワークショップを行っており、独自のワークシートを使って、一人一人の個性や強みを一緒に見つけるお手伝いをしています!
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